特別退職者ビザ(SRRV)は申請から3週間ほどで取得できます。就労許可証をあわせて取得すれば健康を維持するために働くこともできます。(他国の類似ビザでは就労が厳しく禁じられています。)
生活費はおおざっぱにいって日本の5分の1程度 年金だけで夫婦ふたりが余裕の暮らしを楽しむことができます。
賃金も安いから、良質のメイド、ベビーシッター、ヘルパー、看護師、運転手などを安価に雇うことができます。
片道4時間(成田-マニラ)と近いうえに、日本からは成田(毎日片道4便)、名古屋(中部)、関空、福岡、沖縄から定期便があるので、急用ができたときにもすぐに帰国することができます。
フィリピン人は明るくホスピタリティにあふれており、高齢者を敬う暖かい国民性を持っています。 とくに年金生活者にとっては居心地のいい国です。
年間平均気温27℃。年中温暖で気温の較差が小さいために、高齢者や高血圧、腰痛、神経痛などを抱えている方にも優しい気候です。また、杉やブタクサがないため、花粉症に悩ませることもありません。
意外に思われるかもしれませんが、フィリピンはアメリカ、イギリスに次いで英語を話す人口の多い国。 日常会話には困らないうえ語学学習能力に優れているので、簡単な日本語ならすぐに覚えてくれます
海外生活につきまとうのが病気やけがの不安。でもアメリカ仕込みの医師が多いフィリピンなら医療水準に不安はありません。 また、日本人医師による診療も受けられます
多くの日本企業が進出しているフィリピンでは日本人社会が成熟しており、困ったときでも相談に乗ってもらえます。 また、日本食レストランも豊富で、ラーメンからすしまで楽しむことができます。
フィリピンの預金金利は日本よりもはるかに高く、ペソ建て定期預金は年6~8.5%(03年8月現在)。 日本では望むべくもない利子生活も、夢ではありません。円、ドル、ユーロなど、どんな外貨でも預金できます。
フィリピンは生活費、わけても人件費が安く、自然の恵み豊かな国で、ゴルフやガーデニング、ダイビングやボランティア活動など、退職後の人生をのんびりと過ごしたいとお考えの方にぴったりの国です。 "特別居住退職者ビザ"(SRRV)を取得すれば、年間平均気温が27℃と暖かくすごしやすいフィリピンで悠々自適な生活ができます。また、日本からは成田、名古屋、関空、福岡、沖縄から定期便があるので、お気軽に行き来できます。
地理・気候
フィリピン共和国は、日本の8割に相当する80万k㎡の国土に、7100余の島々からなる島嶼国です。約8千万人の人々が生活し、国土はルソン(北部)、ビサヤ(中部)、ミンダナオ(南部)の3地域に区分され、 それぞれに異なる気候風土を有しています。しかし、総じて熱帯モンスーン型の気候で、マニラ首都圏では、平均気温は摂氏26~28度。季節は大きく5月~10月の雨季、11月~4月の乾季に分けられます。寒い日本の冬は成人病をもつ中高年には厳しい気候であり、一年を通して寒暖差の少ない南国の気候は、高血圧、心臓病、神経痛などに優しいので、それが理由で、フィリピンにお住まいの外国人が多いのも事実。国土は南北に長く、山が多いことから、地域によって、気候に大きな違いがあるのも確かです。セブなどの中部地域はマニラと違い、際立った雨季乾季の差はありません。また、フィリピンでは非常に多い台風も、南部のミンダナオ地域は襲いません。マニラ首都圏の雨季の天候は、午前中、曇天で、午後には1-2時間の豪雨という具合で、日本の梅雨とは趣きが違います。避暑地で有名なルソン島中部のバギオでは寒い時期にはセーターが必要です が、マニラを含むほとんどの低地では、 長袖は時々必要ですが、厚着は不要です。
在留資格
〔1〕短期滞在(9G)
フィリピンでは、滞在21日間までの短期滞在について、ビザは不要です。
また、それ以上滞在されたい方は、ビザなしで、こちらに来られて、滞在21日間が経過する前に、移民局にて滞在延長手続きをして、さらに38日間の延長(手数料P2500)が出来ます。
次の1ヶ月では手数料がP3800、その後は1ヶ月ごとにP1800の延長手数料が必要になります。
その方法で、継続して6ヶ月~1年間の滞在が可能です。
滞在中に就労などすると資格外活動ということで、移民局に逮捕・拘束されますので、ご注意ください。
〔2〕特別退職者居住ビザ(SRRV)
フィリピン政府は外貨獲得政策の一環で、外国人リタイアリーの誘致に熱心で、投資局傘下の「フィリピン退職庁」が永住ビザを発給しています。
タイ、マレーシア、オーストラリア、にくらべても、比較的容易に入手することができます。
特典:特別居住退職者ビザ取得者には数次入国の権利が与えられ、永住権が 認められます。
また、フィリピンに送金される年金、恩給は無税扱いです。
このほか、フィリピン人配偶者を持つ外国人には配偶者永住ビザが取得できます。
フィリピン人の奥さんと対等なステータスを持ちたい人は、上記の「特別居住退職者ビザ」を取っている方もおられます
生活費
通貨はフィリピンペソです。
07年2月現在、1ペソ=2、43円くらいです。
現金として米ドルは航空券を買うときには便利ですが、そうでなければ、円をお持ちください。
パスポートやクレジットカードなど2種類以上の身分証明書を用意し、銀行普通預金口座を開設して、その口座宛に送金できます。
一回の送金で、日本からの送金手数料は2000円~2500円くらいだと思います。
住宅費以外に、マニラでは夫婦2人の食費、光熱費、交通費の生活費は10万円(約4万ペソ)もあれば良いのではないでしょうか。
これに、食通の皆様の高級レストランでの外食、レジャー費や、お付き合い費用など入れますと、15万円(約6万ペソ)もあれば、かなり豊かな都会生活が送れるでしょう。
但し、自家用車が不要な方ですと、生活費は上記から3~4万円安いはずです。
賃貸ベースですと、住居費こみで、22万円(約9万ペソ)でメードさん付の余裕の外国暮らしができます。
マニラ首都圏でも、郊外では、住居費、物価が安くなりますので、一般的には夫婦ふたりで18万円ほどで生活ができるといえます。
さらに地方ですと、住居費が激減し、12万円でも、住居費込みのゆとりの生活が可能となります。
注意しなければならないのは、電気代です。
アジアでは、日本に次ぐ電気代の高さで、特に広くて機密性の低い戸建などで、エアコンをつけっぱなしにしますと、2~3万円はすぐに掛かってしまいます。
などなど、ご説明してまいりましたが、月2万円程度の生活費で、フィリピンにお住まいの日本人がいらっしゃるのも事実。
要するに予算に合わせて、上から下まで生活が楽しめることです。
治 安
フィリピンというと、治安の悪い国といわれますが、多くの誤解により、作り上げられたイメージだといえます。たしかに、マニラでも海岸沿いの特定の場所などは、危険が隣り合わせに潜んでいる場所もありますが、われわれ日本人が、まず訪問するような所ではありません。
医 療
フィリピンの医療は、地方はさておき、マニラ首都圏では、マカティメディカルセンターや、ドクターズホスピタル、アシアホスピタルといった、医師の技量、設備ともに優れた総合病院があります。 24時間緊急外来を受け付けている総合病院もマニラには多く、日本のようなたらい回しはありません。 また、マニラ日本人会には、「マニラ日本人診療所」があり、日本から派遣された医師が対応しています。